こんにちは!光太郎です。
この記事ではクラフトビール のビアスタイルの1つ、「ポーター」について解説していきます。
ポーターってあまり馴染みがないかもしれませんが、だからこそよけい気になるビアスタイルではないでしょうか。
今までポーターを飲んだことのない人も、これからクラフトビールを楽しんでいくのでしたらきっと飲むこともあるはずです。
よかったら最後まで読んでみてください(^^)
よかったら最後まで読んでみてください(^^)
【 目次 】
ポーターはビールを混ぜて作られたのが始まり
ポーターはイギリス・ロンドンで飲まれていた、黒い色をしたエール系のビールです。
実はポーターは最初から狙って作られていたビールではなく、いろいろなビールを混ぜてできたビールだったんです!
そのビールは、
の3種。
18世紀のロンドンではこれらを混ぜて飲む「スリースレッド」という飲み方が流行っていたとか。
混ぜて作る、しかも古くなったビールも使っていたので安く作れ、庶民の味方だったんですね。
混ぜて作る、しかも古くなったビールも使っていたので安く作れ、庶民の味方だったんですね。
これがポーターの「始まり」だったのですが、この頃はまだポーターではなく「エンタイア」という名称でした。
しかし混ぜ合わせるのがだんだんと手間になり、それなら最初から混ざったビールを作ればいいんじゃないか!?となって生まれたのがポーターだったんですね。
ちなみにポーターというのは荷運び人のこと。
要するに今で言う運送業のような仕事をしている人のことです。
要するに今で言う運送業のような仕事をしている人のことです。
名前の由来は諸説あり、上のスリースレッドを運んでくる人(ポーター)とか、ポーター達に人気があったからとか・・・
はっきりした事はわからないそうですが、いつの頃からかこの名前で落ち着いたようですね。
はっきりした事はわからないそうですが、いつの頃からかこの名前で落ち着いたようですね。
光太郎
昔からビールは庶民の味方だったんですね(^^)
ポーターの特徴
以下にポーターの特徴をまとめました。
発祥国 | イギリス |
発酵方法 | 上面発酵 |
ABV | 5%程度 |
味の特徴 | チョコレートのような甘味とほろ苦さ |
適温 | 12℃程度 |
合わせたい料理 | チョコレートケーキ ローストビーフ |
ポーターは見た目は黒色をしていますが、見た目ほど重たいビールではありません。
しかし飲み終わりにはしっかりとアルコールを感じられます。
しかし飲み終わりにはしっかりとアルコールを感じられます。
もちろんピルスナーのようにゴクゴク飲むようなビールでもないので、料理やデザートと一緒に、ゆっくりと時間をかけて飲むのに向いていますね(^^)
ポーターにも種類がある
この記事では「ポーター」と一括りにしていますが、ポーターにもいろいろと種類があります。
ここではその中から2つご紹介いたします。
1、ブラウンポーター
ブラウンということで、通常の黒っぽいポーターよりやや茶色味がかったポーターです。
茶色味がかっているということは、言い換えると「やや薄い色をしている」とも言えますね。
つまりロースト感や焦がしたような苦味を控えめにして造っているということ。
チョコレートのような風味やスパイシーな味を楽しめます(^^)
2、バルチックポーター
「バルチック」というのは「バルト海」のこと。
開発当時はここからロシアへ向けて様々な産業の輸出を行なっていて、その際に一緒に取り扱われていたポーターです。
本記事で解説した通り、ポーターは上面発酵(=エール)ビールですが、このバルチックポーターはなんと下面発酵(=ラガー)ビール!
輸出用ということでアルコール度数は通常のポーターよりやや高く、チョコレートのようなモルトの風味がより強いビールです。
ラガービールなので、飲み口はすっきりしているのも特徴です(^^)
ポーターは後のスタウトへとつながっていく
ポーターとよく似たビアスタイルに「スタウト」があります。
スタウトはポーターを元に作られた、ポーター同様のエール系の黒ビールです。
有名な銘柄では「GUINNESS(ギネス)」などがありますね。
こちらもチョコレートのような甘味とローストしたコーヒーのような苦味が感じられる美味しいビール。
機会があればぜひ試してみてください!
光太郎
スタウトに関しては以下の記事で解説しています(^^)
ポーターはイギリスの庶民に愛された黒ビール
ポーターはイギリスで生まれた黒ビール。
最初はいくつかのビールを混ぜて作られた、混ぜ物のビールでした。
おかげで価格は安く抑えられ、荷運び人(ポーター)を中心にイギリス庶民に愛飲されていました。
おかげで価格は安く抑えられ、荷運び人(ポーター)を中心にイギリス庶民に愛飲されていました。
現在は他のスタイル同様の立ち位置になり、特別安いビールということはありません。
もちろん、ビールを楽しむ僕らとしては、値段が安かろうが高かろうが美味しいビールであれば嬉しいものです。
(安くて美味しければ最高ですが!)
(安くて美味しければ最高ですが!)
「今日はゆっくりビールを飲むぞ」という日には、ポータースタイルのビールを選んでみてはいかがでしょう?
まるでコーヒーを飲んでいるときのような感覚で、ゆっくりと落ち着いた時間を過ごせると思いますよ♪
光太郎
デザート感覚での2杯目や、締めの1杯にも最適ですよ♪
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