このビアスタイルの違いこそが、クラフトビールが世界中の人に好まれている理由の1つと言えるでしょう。
・・・実は150種類を超えると言われています!
そしてこの記事を読んでいるまさにこの瞬間にも、新たなビアスタイルが生み出されている可能性もあるんです!
知らないビアスタイルも登場するか?
ビールはスタイルによって味の種類が違う
ビアスタイルは、ざっくり言うと「ビールの味の種類」のこと。
それぞれ味や香り、見た目の色が違います。
なぜ違うのかというと、ビールの製造過程や原料が違うから。
同じ主原料を使っていても、
自分の好きなビアスタイルをよく知っておくのもクラフトビールを楽しむ方法の1つです!
ビアスタイルは大きく2つに分類できる
「エール」と「ラガー」の2種類です。
エールとラガーの詳細は「【違いは酵母】エールとラガーはどう違う?クラフトビール選びに役立つ豆知識」という記事を読んでみてください!
華やかな香りとコクが特徴の「エール」
発酵させる期間は3〜6日程度と短く、そこから約2週間で飲み頃になります。
理由は「そのほうがより香りが立ち上がってきて美味しく感じられるから」です。
ビールが初めて作られて以来近代に至るまで、世の中のビアスタイルはエールしかなかったそうです。
クラフトビールが好きという人は、エールスタイルが好きな人が多い印象です(^^)
爽やかな喉越しとキレが特徴の「ラガー」
発酵させる期間は7〜10日程度で、そこから約1ヶ月で飲み頃となります。
ビールによりますが、どちらかと言えば冷えたものの方が美味しく感じられますね。
夏場はキンキンに冷えたラガーを飲むのが美味しいんですよね〜(^^)
エールに属するスタイルの紹介
聞いた(見た)ことのあるスタイルも多いと思いますので、1つずつ確認してみてください(^^)
ペールエール
ホップ・モルトともに効いていて、香りも味もゆっくりと楽しむのに向いています。
IPA(アイピーエー)
ポーター
ビターチョコレートのようなほろ苦さと甘みが特徴です。
スタウト
ほろ苦さや香りとともに、ローストしたコーヒーのような香ばしさも感じられます。
ヴァイツェン
出来上がりの色が白っぽくなるので「白ビール」とも呼ばれています。
ビールの苦手な方や女性に大人気のスタイルです。
(ヴァイスビア、という場合も)
ベルジャンホワイト
ベルジャンホワイトはベルギー生まれの小麦のビール。
やはり「白ビール」の仲間ですが、特徴としては「コリアンダーシード」と「オレンジピール」が使われていること。
これによってフルーティかつ、あと味スパイシーという複雑な風味を出しています。
ゴールデンエール
ゴールデンエールはその名の通り、輝くような金色が特徴のエールビールです。
フルーティな香りのものが多く、エールスタイルながら冷やして飲むのが美味しいのでおすすめです(^^)
基本はエール(上面発酵)ですが、銘柄によってはラガー(下面発酵)として造られることもあるんだとか!
発祥はベルギーともアメリカとも言われているのですが、はっきりしたことはわかっていないそうです。
ブラウンエール
モルトの風味がとても効いていて、カラメルやビスケットのような甘味があります。
スコッチエール
ホップ感はやや弱めでモルト感が強く、甘味や香ばしさを感じられるエールです。
アンバーエール
ペールエールに使われるモルトをさらに焦がしたものを使っているので琥珀色〜やや赤みがかった色をしています。
セゾン
夏場の暑い時に一気飲みしたくなりますが、注意してください(^^;
バーレイワイン
ワイン同様賞味期限が長く、その間の熟成期間を置くと味が変化していきます。
冬場に暖炉のそばで飲んでみたいですね〜。
トラピストとアビイ
トラピストは正確にはビアスタイルを表しているのではありませんが、一般的にそのように解釈されているのでこちらに加えました。
ベルギーの修道院の中で造られている門外不出のビールのことで、その多くはプルーンのように濃厚な風味でスパイシーなあと口をしています。
また瓶内二次発酵できるものが多く、賞味期限が非常に長く設定されているのも特徴的。
アビイは同じく修道院のビールですが、醸造を一般のブルワリーも含めた他のところに任せているビールを言います。
味や香りの方向性はトラピストとほぼ同じで、やはり濃厚な飲み口のビールを楽しめます(^^)
ケルシュ
ケルシュはドイツのケルン市周辺地域で造られてきたビールです。
現在は日本を含めた世界の地域で製造されていますが、「ケルシュ」の名前を使えるのは基本的にケルン市周辺地域のみと決められています。
エールスタイルながら軽く爽快な飲み口なのが特徴で、現地のレストランではまるで「わんこそば」のように空いたグラスに勝手に注がれるビールとして有名です(^^)
ラガーに属するスタイルの紹介
ピルスナー
黄金色で炭酸が効いていて、世界で一番飲まれているビアスタイルと言われています。
IPL
あれのラガーバージョンと思って間違いないでしょう。
新しいスタイルのビールです(^^)
デュンケル
(茶褐色や明るい黒のような色味)
見た目は重そうに見えますが、ラガーらしくスッキリした飲み口。
シュバルツ
つまり、本当の意味で「黒ビール」というのはシュバルツのことを指します。
実は結構好きなんです(^^)
ボック
ホップの香りよりモルトの風味がはっきりしているので、甘みをよく感じられるのが特徴です。
ラオホ
別名「薫製ビール」とも。
エールとラガー以外のスタイルもある
この2つは上面・下面の「酵母」の種類の違いでしたね。
その名の通り自然界に存在する酵母のことで、ビール造りに上手く取り入れることによって、エール・ラガーのどちらにも属さない素晴らしいビールが出来上がります。
他に特殊なスタイルとして、
もちろん僕の知らないビアスタイルはまだまだたくさんあります!
出会うのが楽しみです(^^)
好きなスタイルを知っているとビール選びで迷わない!
全てのビアスタイルを網羅することは難しいかもしれませんが、自分が好きなスタイルをいくつか知っているだけでも十分。
僕の目標の1つは世界にある全てのビアスタイルを体験することです!(^^)
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